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2009/03/19

海を渡った3匹の猫たち【2】

【1】からのつづきっ!

ーーーーーーーーーー


USDAのドアをたたき、書類を見せたところ、軽く目を通し、
「○○の書類がないわ。もう一度家に取りに行ってください」と。

「抜かりはないわ、だって、重箱つつき作業自分宛にしたよっ。完璧でしょ!」
と思って行ったのに、たのむよー、んなわけない、おかしいなあ、と
もう一度家に戻り、書類一式を持参してUSDAへ戻ると、
「ごめんなさい、やっぱりあったわー」とーー;

ゴルアァッ!ちゃんと重箱つつき作業して探してってのっ!まったくもう。
なんというか、、、アメリカ。。。あーーーめりか〜ん^^;♪


待つ事2時間、やっとエンドースをもらい、清々しい気持ち。
書類だしてもらうだけで、数百ドルかかりました。聞いてませんでしたー!
日本ではありえないわ、この金額。びっくりしたよ。
うちは3匹だから、通常の3倍??
もし、ペットとの出国をお考えの方は、ここも予算に入れておいてくださいね。


で、聞いてないよ〜、他にもありました。

日本から出国する時は、なかったこと。

ケージに入れた猫を空港で貨物で預ける時、猫をケージから出さなくてはならないの!
そう、ケージの中を隅々検査するためにね。それから、手荷物で一匹連れて入る時も
ケージから出して、身体検査装置(なんていうのかな)一緒に通過しなくちゃなんない。
まるで家だ。。。だっこだっこ〜♪ってぇええ!


あの、人がたーーーーーーくさんいる空港の中で、猫まる見え。素猫だー。
想像したらひえ〜でした。ビビリにゃんの場合は、びっくりしてパニクって、爪たてて
飼い主の腕から抜けて、空港を走り回るなんてことあるんじゃなくて?ふーーーっ。
想像しただけで、冷や汗だわ。
見送りに来てくれていた友人たちも、一人一人気合いを入れて手助けしてくれよう
としていたね。ありがとう^^でも、よかった、大丈夫だったね。


大丈夫だった理由のひとつはこちら、



ホームドクターからのすすめでこちらを服用させて渡航しました。

Children's Benadryl DYE-FREE ALLERGY



これは子供用のアレルギー薬で、ふつうの薬局で売ってます。
いつもより意識がぼんやりするそうです。

たしかに、渡米の際は、これを服用せずに渡航したのですが、たまたま、猫たちを
連れて乗り込んだ成田空港のエレベーター内で、ノースウエスト空港(以下NW)の
パイロットの方に話しかけられました。

「猫を連れていくの?少し安定させるための何かを飲ませてないの?ああ、、それは大変だ。
それと、貨物室の中がすごく寒いこと知っているかい?」と。

なんですって??

「それはほんとですか??。。。。」ひょっとして、あれはシークレットだったてわけ?

渡米する前に、NWへ電話で問い合わせしたところ、貨物室も機内とそれほど
温度差はない、同じです、という回答をもらっていたのですが、
パイロットの方が言うのだから、これは本当なのさ。きっと。。

どうしよー。時間ないし、、、。

手荷物扱いの一匹はいいものの、貨物室の猫たちが心配に。
考えましたよ、「9時間強、寒い中での渡航は、老猫にはしんどいのでは。。」


あっ!


猫たちのお腹の下にはムートンを切ったものを敷いていたけれど、たまたま手に持っていた、3匹分のウールのブランケットがあったので、あわててケージに「つっこんだ」よ。


まだ11月とはいえ、高度数千メートルとなれば寒いよね。そっか、、、うう、、。
「機内と同じ温度です」という言葉をうのみにした私がアホでしたが、偶然にお会いした
親切なパイロットの方に伺ったその言葉は重要だと思いました。

薬の話に戻りまして。
そのパイロットの方から伺った言葉を覚えていた私、帰国の時に、少しでもまどろんだ
状態でストレスもない渡航をしてもらうため、
前もってドクターにお話したところ、薬のことを教えてもらいました。
渡航が長いので、空港に着いた時点で、車の中で飲ませるようにとのこと、
ドクターからの処方量を注射器で飲ませました。
なので、ケージから素猫になる頃には、少しの抵抗力はあったものの、
だいぶだらりんとぼんやりしていたわけなんです。

飲ませると、味が甘くベタベタするので、猫たちはその液体を飲んだ後、
泡にして吐きたがりましたが、少しは飲んでくれました。

機内もちこみのタコも、渡米の時はよくないて外に出たがりましたが、
今回離陸した時点でこの状態で、渡航中も、ほぼぼんやりしていたので、
貨物室の2匹も同様に、少し楽だったのではないかと想像します。


離陸した頃のたこ。ほとんど寝ています。


渡米時より、私も、うつらうつらとうたた寝できたし肉体的、精神的にも楽でした。

渡米の時のusaヘロヘロな様子は←コチラ!


※年齢や、体重でも、処方量が変わります。
こちらの服用をお考えの方は、医師に用法、用量の指示をうけてください。



成田へ着いて、しばらく待って猫たちが出てきました。
そのまま検疫へ。一匹一匹にとても優しい対応をしていただいて、
嬉しかったです。スムーズに検査を終え、新居へGO。


Door to Doorで、なんだかんだと約20時間後の開放感。
家族が飾っていてくれた、カーネーションにホっ。



猫たちとの渡航&アメリカ生活で、本当にいろいろなことがありましたが、
これをきっかけに、またこれからもずっと大切にしていくぞ!
という気持ちは強くなりましたよ。

渡米時、帰国時とも、多くのみなさまに支えていただき、
こうして無事おだやかな日本での新生活を始めることができました。
検疫のみなさまにも、40日の申請期限をきっていながら、最後まで細やかな
対応をしていただきましたこと、心から感謝しています。
本当にありがとうございました。


海を渡った3匹の猫たち。
みんなそれぞれ歳とってますが、がんばりました。ほんとにありがとう。
帰国した数日は、食事もほとんどとらず、とっても吐いてしまうという子も
いました。とにかーくみんな、毎日よく寝ていました。
今では何事もなかったような顔で、クンクンと、これから来る春のにおいを、
嗅ぎながら、のほほんと過ごしていますよ。


これから、ペットとの渡航をお考えの方、私のように「忘れてた!」ってこともなく、
早め早めの準備さえすれば、心配も少なくてすみますし、スムーズです。
当初、不安ばかりだったことも、冷静に対処していけば問題ないと思いました。
どうか、みなさまもがんばってくださいね♪
そしていつまでも、幸せなペットとの共存ライフをお祈りしています!

PS.犬と猫の渡航要領は、若干の内容の違いがありますので、ご了承くださいませ。

海を渡った3匹の猫たち【1】

今回は、猫たちのこと。

オレゴン滞在には、私の愛猫3匹も連れてきたわけですが、
おかげさまで無事、何事もなく成田検疫を通り、長旅を終えることができました。


私一人の渡航でしたので、
機内もちこみ(荷物扱い)は一人一匹まで、二匹は貨物室へ(荷物扱い)。


帰る為の準備というのも、いろいろありました。
気付いた点、要注意な点、ちょっぴり長いですが、私なりに少しまとめてみたいと
思います。何かのお役にたてたらいいなあ。


渡航前の健康診断に、とまどうミル。


参照したのは「動物検疫」のHP。
http://www.maff.go.jp/aqs/

成田空港検疫所のHP
http://www.forth.go.jp/keneki/narita/

ペットの輸出入
http://www.maff.go.jp/aqs/animal/index.html

よくある質問
http://www.maff.go.jp/aqs/tetuzuki/qanda/dogcatqaex.html

お世話になった支所

検疫第1課
〒282 ‐0011 成田市三里塚御料牧場1 ‐1 第1旅客ターミナルビル
電話:0476 ‐32 ‐6664 FAX : 0476 ‐30 ‐3011


USDA(United States Department of Agriculture)アメリカ連邦農務省(日本の農林水産省みたいなもの)
http://www.usda.gov/wps/portal/usdahome

「輸出入」というのが違和感がありましたが、家族意識があろうとなかろうと
ペットも、「もの」扱いというのはさけられない。ひえ。。。
成田空港検疫のスタッフのみな様は、敏速丁寧な対応でとても良かったです。
やはり、日本の方の仕事ぶりだな〜と思うことしばしば。
必要であれば、FAXやPCによるPDFファイルを送ってくださったり親切な
対応をしていただきました。


○重要!

日本とアメリカでのやり取りや必要書類の数は、こんなにいっぱい!


何かあった時のため、とにかくぜーんぶ手元に保管しておくのが大切っ。
必要書類は緑色で表記してあります。



まず、行き。
日本からアメリカ(オレゴン)へ入国する(輸出)
する際に、
入国条件として必要だったもので、持参したもの。

・狂犬病予防法に基づく動物の輸出検疫証明書(原本、コピー)
・日本の獣医師さん発行の 健康診断書 (狂犬病ワクチン、猫3種混合ワクチン、
  マイクロチップナンバー明記)

・日本の獣医師さん発行の 血液検査結果
・日本の獣医師さん発行の マイクロチップ装着証明書(日本で装着済み)

上記の検査などは、すべて出国前にすませます。
自分のペットが、世界中のどこへ行っても、どんなペットで、持ち主は誰で、
どんな健康状況なのか等が明確にわかる書類がすべて必要なのですね。
相手の国によって入国条件も違ってきますので、気をつけてください!
書式はペーパーですが、人間より詳しい動物用のパスポートを用意するようなものです。
なので、時間も労力も、お金もそれだけかかってきます。
人間用のパスポートをとる時の時間や、費用などたやすいものだ。。と思うくらい。


我が家の猫たちは、2匹が老猫なので、血液検査の結果が、規定以上の数値でなければ
飛行機に乗せることができないということで、ハラハラドキドキでしたが、
無事、その数値をクリア、一緒に渡航となりました。

狂犬病の抗体検査の有効期限も、日本は一年、アメリカ(オレゴン)は3年と、
違いがありました。これはビックリ。


今回の流れ。。。。。。。。。。。。。。。


帰国する時には、まず、


○重要!ここ大事! 出国180日前までに、狂犬病予防接種の抗体が
ついていないと出国することができません。
6ヶ月前までには、抗体をつけておかなければならないのね。

それは済ませていたことに安心して。。。

○重要!ここもかなり大事!
出国40日前までの、日本検疫への申請をすっかり忘れていたの!

ひえーーー、出国2週間(14日前)、大慌てで検疫へ連絡。
「今回は、緊急でお手続きします」と言ってくださいました。よかった(涙)感謝です。。。
それからというものの、日本とアメリカでの書類を揃えること、猫たちの検査、
USDAの裏書き(エンドース)をもらうため、セーラムにあるUSDA(アメリカ農林水産省)へ、それはそれは冷や汗ものな時も多々^^;

人間だもの、一度で済ませられていたはずの検査内容の抜けがあり、また病院へ連れて行く
ことになったり、日本検疫の方たちの言うことが違ってたりもあって、
「ちゃんと一緒に出国できるのだろうか」

という、

一抹の不安と焦りは、出国5日前まで続きました。



そして、帰り。
アメリカから日本へ入国する(輸入)する際に、
出国条件として必要だったもので、持参したもの。

・狂犬病予防法に基づく動物の輸入検疫証明書(原本、コピー)
・アメリカの獣医師さん発行の 健康診断書
(狂犬病ワクチン、猫3種混合ワクチン、
 マイクロチップナンバー明記)

・アメリカの獣医師さん発行の 血液検査結果

・日本の獣医師さん発行の マイクロチップ装着証明書(日本で装着済み)

・USDAから裏書き(エンドース)をもらった日本推奨証明様式のフォームAとC
・日本検疫が発行した動物の輸入に関する届け出受理書

入国の48時間以内の健康診断結果を持って出国が望ましいという日本検疫の 規定だけれど、実際、どー考えても物理的に非常にあぶなっかしいのね。
何かあった時に(書き損じや、ミス、不明瞭などなど)飼い主とペットが一緒に出国
できないということも考えられるので、出国10日前でもいい、と、検疫からの 緊急の依頼で、大慌てでアポイントを早めてもらって、飼い主、ドクター、友人とも、
バタバタしました。
ここは惑わされずに10日前くらいには健康診断を終えて、検疫さんとのやりとりを
すすめるほうが絶対にいいと思います。

※検疫さんへご提案♪

もう「10日前までに」、、、って、改訂してしまったほうがいいと思います^^/
そのほうが、みんな戸惑わないと思うのですが。。。

何せ、usaの場合、言葉の問題もあるため、ドクターとのやりとり、アポの変更と検査の
依頼の理由を細かく説明することなどが大変だったです。
そのため、どーしても困った時には、英語の堪能な友人に通訳していただき
助けてもらいました。

こんなことも考慮の上、慌てないよう、早め早めの準備をおすすめします。

ーーーーーーーーー

猫たちの検査がひととおり済んだら、

アメリカのドクター発行の書類をFAXすること数回、やっと日本検疫が許可する
書類を作成することができます。
日本様式のフォームAとC。



アメリカのドクター発行の書類に、1つでも不備があっても
日本へ渡ったものの、ペットたちは、成田空港で最大180日の係留を余儀なくされます。

ちなみに猫一匹/一泊 3000円くらいするそうです。検疫のスタッフの方が
心配そうに言っていました。
うちは3匹。一日係留となれば、約1万円の出費となりますし、なにより
猫たちにとって大きなストレスとなりますから、ここも慎重にすすめました。

中には、最大180日係留するペットや、係留期間にストレス体毛が抜け落ちてしまうとか、
不運なことに、命をなくしてしまう子もいるそうで、ここは飼い主としてがんばり
ところなわけです。

ホームドクターも、「不備があった!」と、雨の中書類を届けてくれたことも。


アメリカを出る際に絶対に必要と成田検疫から言われていたもの。

日本様式のフォームAとCに、USDAのエンドース(裏書き)をもらったもの。
渡米の際持参した「狂犬病予防法に基づく動物の輸出検疫証明書」の原本。

これらももちろん、何度か検疫、アメリカのホームドクターとのやりとりがありました。
ミスがあれば、検疫さんから、

「動物検疫にご協力いただき、ありがとうございます。
いただいた届出内容では不備になります。つきましては・・・・」

という、クールなお返事がこれでもかというくらい何度もあります。
まあ、あちらさまも真剣ですからね、安易にOK出したものの、不備があれば
大変なのは同じですもん。

「証明書(USDA裏書き前)を取得しましたら、
こちらまでFAX下さい。内容確認し、不備がなければ受理書を発行します。」


裏書き前というのは、USDAに提出する寸前の書類。
たとえ、USDAがOKを出しても、もし不備があれば、やっぱり成田で足止めなため、
提出する前に、「本当にその書類でいいのか」を、検疫が確認するわけ。

「検疫さん、USDA信じてないの?」


いいや、万が一に備えてです^^よね?
ほんと、すごい。。。。。日本のみなさん。


そりゃ、私も以前仕事してた時は、このような「重箱つつき仕事」というのは、
基本的な仕事をスムーズにするため、関わるみんながすべてハッピーでいる為には、
あたり前だった気がするけれど、忘れてた。
オレゴンでのほほ〜んとしていた私にとっては「細かっ!」と感じることもあったわね。
ほんとに、これは大切なのです。


やっと、検疫さんからメール。

動物検疫にご協力頂きありがとうございます。 訂正後のFormACに問題がない事を確認致しました。 FormACの上部のApproval No,に受理番号(N○○○○○○○○○+個体ごとの枝番号)
を記載した上でUSDAからのエンドースをご取得下さい。

また、2009年3月○日に到着する動物の輸入に関する届出を受理しました。
このメールが来た時の嬉しさったらなかったです。
これで初めて、受理された、つまり「出国していいよ」って許可書なのね。

そしてフォームA、Cとアメリカのドクター発行の健康診断書を持参してUSDAへ。


これで晴れてエンドースをもらって、帰国を待つのみ。終ったも同じね!

と、

思いきや、、、、



【2】につづくっ!