2007/12/22

クリスマス劇へ☆

私がセーラムに来て、初めてできたお友達、日本人女性Mさんは、
アメリカ人の旦那さまSさんと暮らしている方で、とても敬虔なクリスチャンです。

お二人が通われている South Salem にある、『Jefferson Baptist Church』は、
9割以上がアメリカ人の信者の方です。
ここは、年間を通して、さまざまな楽しい催しがあります。
『社会科見学にいいじゃない!』と信者ではない私を時々催しに誘ってくださいます。
知らないことだらけの私にとっては感謝感謝なんです。

今回は、
劇といっても大人向けだそう。


『へ?大人向け!?』
一瞬、変な妄想が暴走した私。

『ま、まさか、きょ、教会で?』
と、思いつつ、清らかなMさんに直接聞く勇気がないまま、
それはどんな劇なのかと、疑問を胸に教会へ。

現在のアメリカでは、比較的歴史の浅い教会は、
屋根がとんがってて、外壁には彫刻や、重厚感あふれるデザインがほどこされ、
重たいドアが建物の真ん中にあって…というようなものは
少なくなってきているそうです。



こちらの教会も、日本でいう公民館のように、
広くて、シンプル、人々が集いやすい雰囲気の建物です。


会場に集まった方たちが、ガヤガヤとおしゃべりをするうちに、
劇は始まりました。

出演者は子供から大人まで、すべて教会の信者さんたちです。
いつもは学校へ行っている子供や、主婦、会社員、
農家の方、お医者さんなどなど、顔ぶれはさまざま。


劇の内容は、イースターの時にはキリストの復活、
そしてクリスマスの時にはキリストの誕生を祝う劇。
このことを、ダイレクトではなくディティールを大切に表現している、
アーティスティックなステージでした。(ルー大柴か)

確かに小さい子供にはわからない、大人向き(ごめんなちゃい;

素人さんとは思えない迫真の演技で、みなさんお芝居が上手!俳優さんみたい。
小さな子供も、体いっぱい笑顔いっぱいで演技をします。

それに、普段ゴスペルを歌い慣れているのか、歌が半端じゃなくお上手なんです。
鳥肌たちました、ほんとに。



私なんて、幼稚園の時の劇で、「ぽんぽこたぬき」のたぬき役だったから、
あのピタッとした茶色いタイツを履くのが嫌で、
ずっと不機嫌で、後ろの葉っぱ役のほうがよかったくらい。
仲良しのお友達がたぬき役だったのが唯一の救いだったもの…;;

などと、当時の自分を回想し、目の前できれいな白いタイツを履いて、
生き生きと動き回る子供と比較をしてるうちに感動の劇は終わりました。

とても良いものを観ることができました。
Mさん、本当にいつもありがとうございます♪


アメリカは、一般的に習い事の月謝が日本よりも安いので、
親が子供にいろいろなことをさせて、たくさんの選択肢の中から、
その子の才能や興味をひきだしてあげやすい環境であるそうです。

それに、他の方からの情報だと、なんと、公立高校は授業料が無料
大学はそれなりに多くのお金がかかるけれど、奨学金制度というのがあるから、
『経済的な理由で大学に行けない』と、初めからあきらめなくてはいけない、
ということが比較的少ないそうです。

『学ぶ』ってことにハードルがあまり高くないんですよね。
学ぶことに心配やプレッシャーがないどころか、学ぶ楽しささえ
自然に身につく気がしますね。

おとうさん、おかあさんは、子供の月謝や学費の為に、
がんばりすぎなくていいの。
子供、社会、みんなにとっていいシステムですね。



クリスマス劇で、のびやかに動き回る子供たちの未来は、
とても明るいものになっていくような気がしました。


『日本も、そういう社会になったらもっといいのになぁ』などと、
クリスマス劇にまったく関係ないことを考えながら
家路についた私でした。


そういうところ、いいですね、アメリカ。



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